八月毎日読書企画をやっている彼女です。つらい。
今日2日目は11月に予約してやーっと届いた(半年以上待ったよ)『うちの子が結婚しないので』を借りれたので読みました!
作者柿谷美雨(かきやみう)さんについて
日本の小説家。兵庫県豊岡市出身。明治大学文学部文学科(フランス文学専攻)卒業。
ソフトウェア会社勤務を経て、2005年「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞を受賞し、小説家デビュー。影響を受けた作家は曽野綾子[2]。40代の女性が高校時代にタイムスリップしたり、夫の彼女と心が入れ替わったりなど、もしもの世界をリアルに表現する「if小説」といわれる作品が多い。
『老後の資産がありません』や『夫の墓には入りません』など、女性視点から描いた現代のリアル問題を扱った小説を多く生み出しております。
何回読み方を学んでもカキタニって読んでしまうんですよね...。
あらすじ
・福田千賀子
結婚しない娘が心配な主人公。57歳ITエンジニアとして派遣で働いている。親婚活で四苦八苦する。
・福田清彦
千賀子と同い年の夫。親婚活に協力的。結婚したばかりは家庭を鑑みない時期もあったが、今は千賀子に協力的。
・福田友美
28歳の結婚しない子。彼氏いない歴=年齢。将来のリアルな不安を想像し、婚活に乗り気になる。
主人公はどこにでもいる母親の福田千賀子。大学の同級生であったフクちゃん(清彦)と結婚し、今は28歳になる娘と夫と暮らす主婦。
「娘が結婚しました」。
縁がないと言っていた子も結婚したことにより、娘の将来への心配が深まる。
自分には旦那がいるけど、、、この子は?
もちろん、結婚だけが女の幸せではない。自分の友達にもCAとして働き、きちんと経済的に自立をしている友達がいる。
でも、友美はそんなに自立して生きていけるわけじゃない...。
あるとき偶然知った「親婚活」。
人生の先輩として、友美の結婚を手伝うことを決めた千賀子。
婚活をしている人たちは一癖も二癖もある人が多くいて、なかなかうまくは進まない。
しかし、どうにか友美に結婚させようと奮闘していく、親婚活物語!
感想
作者に近い年齢層を書くことが上手い方だと思います。
本当にお母さん!という感じで感情移入しつつ読めます。
前回読んだ『老後の資金がありません』でも似たようなしっかりものの主人公が頑張るという構成だったので既視感を覚える人はいるかもしれません。
また、終わりが結構雑に終わっており(え?急展開すぎ!みたいな)、たまに自分が何か読み飛ばしたか不安になります。
自分自身の年齢が主人公の結婚しない娘に近づいているので結構クるものがあり面白かったです。
彼女的評価
★★★★☆
現実で問題になっている話題が多いので勉強にもなります。
登場人物がそれぞれ思惑を持ちながら動いているのでとても面白いです。
どの世代の人でも楽しく読めるようになっております。
彼女的には若い人よりも老後が見えてきた人にお勧めしたいかなと思います。
以上、小説の評価が苦手な彼女でした!
垣谷さんの小説は2冊目ですが、やっぱり面白いです~。