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【書評】世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門

おはようございます。彼女です。書評って書くから難しく考えちゃうので今回から読書感想文にします。具体的には作者について明記しません。

書きたくなったら書きます。慣れてくるまではあくまで感想、というスタイルを続けたいと思います。

今回は本屋で気になった本を読んだので感想を綴ります。

 

この本を読んだきっかけ

 本屋で目を奪われて。

自分は留学をしていたにも関わらず、宗教に関する興味が希薄で宗教の知識も歴史の授業レベルしかありませんでした(聖☆お兄さん知識はある)。

そんな中、『タブーな話題』としての宗教ではなく『教養として広く』学べる宗教に興味を持ち読み始めました。

 

本の内容ざっくり紹介

丁寧かつざっくりと紹介されています。

人と話すための知識、を前提とされているので深入りしている面は少ないです。

ただ、本当に手探り状態で宗教に興味がある人が入門として読むのにはとてもいい本でした。

日本ではあまり宗教を勉強する機会が少ないですが、読み物としても楽しめたのでとても面白い本でした。 

 

心に残った話紹介

 日本の仏教は中国の影響を受けて変わっていた!

もともと仏教の基礎が入ってくる際に、中国を経由して入ってきていました。

しかし、中国に入った時には儒教の考え方や根付いた文化がありました。

文化と宗教の折り合いがつかない部分は中華風にアレンジされていたところがあったのです!

すでに文化が形成されてから宗教が伝来すると、国の崩壊にすらつながることがある、というのは隠れキリシタンの辺りでも触れられていますが、ここで一番納得をさせられました。

 

宗教に敬意を払ったつもりでも逆効果な時も!?

日本でも最近増えてきた『ハラールフード』。しかし、敬虔なイスラム教徒からしたら普段は敬意を払っていないのに、と怒らせてしまうことも。

もちろん、選択肢が増えることは大切であるが、接待などで店を選ぶ際はハラールの店だから安心してください!!というのではなく、ハラールフレンドリーの店を選ばせていただきました、と伝えよう!

ちなみに、、、一時期Twitterで話題になっていたけど、イスラム教徒を騙して禁じられている食材・アルコールを飲ませるのは言語道断だぞ!

 

実は日本はLGBTQ+に寛容だった!?

参考URL(同性愛のみ)

日本と言えば多様性に不寛容。同棲の結婚も絶対に認めません!

というイメージが正直ありました。今もあります。

しかし、無宗教な日本では思想として強く反対をされないわけですね。

殊アメリカにおいては保守派のキリスト教徒たちの反対により同性婚は反対されていました。

さらには、ヒンドゥー教やイスラム教では同性愛を許されていませんでした。

カミングアウトすることすらできない国と比べ、宗教上の理由が制限にならない日本はまだ寛容だったんだなと思いました。

 

感想

牧師さん(プロテスタント、結婚可能)と神父さん(カトリック、生涯独身)の違いすら怪しかった私でもいろいろと学ぶことが出来ました。

特に、イスラム教はヒンドゥー教については基礎知識すら怪しかったところから始めたため、とても多くのことが学べました。

メモを片手に読んでみたら、とても深く学べるはずです。

興味を持ったことについてはいろいろ他の本も読んでみたくなりました。 

 

オススメな人

教養のなさを感じている人

宗教を学ぶと歴史と美術、考え方が学べます。

自分の教養の幅をぐっと広めるきっかけとなる本です。

外国人と仲良くなりたい人

お互いの考えを尊重してこその関係を築くことが出来ます。

自分の国の宗教も学ぶことでちゃんと『仲良く』なることが出来そう。

ビジネスマン

これからの時代はキリスト教徒以外もビジネスで交流してくる時代になりました。

勉強して、タブーを回避することが大きなチャンスとなりそうです。