生きる記録

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【書評】未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

 

彼女です。書評が本当に苦手でこれでいいのか手探り状態で書いています。

自分の読書メモがてら書いているってことで許してください。

もし読んだ方で、「こんな視点で読書してごらん」や「こういったまとめ方が記憶に残りやすい」など、アドバイスあればいつでもください。

 

この本を読んだきっかけ

増税された辺りから、自分が日本という国に興味が少なくなっていることを痛感させられました。実際どんなことにお金を使うために増税するのか、その後の使い道はどうなのか。ネットで調べたのですが眉唾な話も多く、きちんと日本のこれからを見据えた上で確認していく方が良いと感じられたのです。

話題になったときにパラパラと見たのですが、あまり実感もわかずに読むのをやめていた本でもありました。

これを読んでから、実際に2019年時点で出生数90万を割り込みそうときいて鳥肌が立ちました。本当に、もう起こる現実として痛感させられている...

 

作者について

河合 雅司(かわい まさし、1963年(昭和38年) - )は、日本のジャーナリスト、元産経新聞論説委員。

2011年6月から「少子高齢時代」について毎月、産経新聞に連載。日本政府の社会保障・税一体改革の「2025年問題」への対策や、団塊ジュニア世代が高齢者となる「2042年問題」を伝える著書「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」を、「政府のデータや推計値を用いて日本の先行きを展望した“予言書”」として執筆。同書は38万部のベストセラーとなり、河合は英国のテレビ局チャンネル5から取材を受ける。

wikiより。

公演にいった先で、女子中学生「なんで教えてくれなかったのだ」という言葉が響き書いてくださったとのことです。

 

本の内容ざっくり紹介

年表形式に、これからの日本で起こる可能性が高いことが書かれています。

内容も丁寧に解説されているため、専門用語の知識がない人でも読めます。なので、ちゃんと今の若い人にこそ読んでもらいたいです。

現在の数値をもとに、事実に基づいて、計算されたものが出てきます。

もちろん、あくまで計算であり良くなる可能性や悪くなる可能性も示唆されていますが、実際に発行から2年経った今、悪い方の水準で進んでいるのを見ると、現実の問題として精度の高い計算となっていることが分かります。

最後に、こうなった日本がどのように立て直していくべきかを10の柱に分けて説明してくれる内容となっています。現実問題持ってこれるかは別として、こんな施策もあるんだなと、絶望だけでなく教えてくれます。

 

感想 

上でも書いたんですが、ちょうどタイミングよく?悪く?2019年の出生数が90万人を割り込みそうというニュースのに重なり、危機感がマシマシです。

前提知識が少ない私でも読みやすく読めたので良かったですが、、、本当に他人事じゃなかった。

二年前に気になったとき、まだ先だと思っていた事態がどんどん近づいている。

2020年問題は来年に差し迫り、2042年問題の時点で私(2019年時点25歳)は48歳。流石にまだ生きているだろうし自分の親に重ねたら子育てをしてておかしくないタイミング。

危機感を自分一人が持ったところで、と思ってしまっていたけれど、日本国民みんなが持たなければ、政治は変えられない。

でも、有権者の割合がどんどん高齢化していくと政治家はそっちにフォーカスを当てざるを得なくなってしまう。

ちゃんと自分たちの危機を見据えた上で、今何が出来るのか考えた行動をとることの大切さ、知識の大切さを痛感させられる本でした。

ちょっと正直これからの日本に絶望してしまいました(笑)

 

オススメな人

全ての日本国民

これはもう、本当に差し迫って起こることです。

自分には関係ないや、じゃないんです。健康寿命も延びる今、ここまで考えて生きないと日本は大変なことになります。

 

若い人

これからの日本の現状について、起こるかもしれないことを正確に把握した方が良いです。

必ずしも悲観的にならなければいけないわけでは決してないのですが、自分の問題として捉えないといけないことが書かれています。

 

お年を召された方

これからの自分の子孫たちのために何ができるか。

今一度考えて欲しいです。そして、実際都内の介護がパンクしそうな状況で、自分の老後、介護される環境について見つめなおしてください。