生きる記録

feel so good

『おんなのこきらい』を理解したかった

彼女です。ネットフリックス頑張っています。

基本的に映像コンテンツ慣れしていないので映像を見るときは割と頑張りが必要なわけです。

と、いうことで今回は「かわいい」に取りつかれた女の子・キリコのお話を観たので感想を記します。

 

感想、という形で示していくのですが、残念ながら「かわいい」だけで生きていける世界で育ったことがないので、どうだったんだろう、という感想です。

 

本当にいるのか?キリコみたいな子

「キリコちゃんは合コンなんて行かなくても彼氏できるよね、可愛いもん」

「そうですね、私可愛いんで。(...去ってから)お前らと一緒に住んなブス」

 

可愛い、に絶対的な価値を感じている女の子、キリコ。

そんなキリコは実は可愛いものを沢山食べては戻してしまう過食嘔吐をしていました。

、、、なんて、自分のことを可愛いと思い込めて過食嘔吐になるイメージが付かない...。

どのシーンで(過食は分かるけど、嘔吐の方)断定出来るの?

 

かわいいの呪縛

「かわいいっていうより、可哀そう」

そんなセリフが刺さるくらいに、キリコは可愛いに執着しています。

現代の日本では結構無意識に(自分が、でなくとも)可愛いの呪いにかけられた女性が多いと思います。

そんな呪縛の中を、上手く女性視点で描いてあるのですが、、、

他の女性がキリコに対して恨みつらみを吐くのも自分の可愛いが不確定だから、なのでしょうか? 

 

幸せとは

キリコ、幸せになってくれよ。

いや、幸せなんて男にしてもらうものではなく、自分でつかみに行くものだと思いますが。

自分を可愛いと思えているのに自分が幸せじゃない、あくまで不幸な男を好きになってしまうキリコは幸せになれるのでしょうか?

この映画上で観ている限り、女の幸せ=恋愛の価値観がまだ抜けきってない印象を覚えました。

 

かわいい、のに立ち回りが絶望的にヘタ

現実にいる、私の可愛い友達は立ち回りも絶妙です。

これは本当に偏見なので良くないですが、可愛い子、って結構若いうちに身の振り方を覚えている子が多い気がしますね。

キリコは実際、記号としては華奢な体格に可愛いお洋服、好きなもの等々あるのですが、女から嫌われるし男にも振り回される絶望的な立ち回りの下手さを見せています。

 

ただの、女の子じゃん

上の感想を受けているのですが、もっと可愛い悪女が見たかった。

可愛い、で無双をしてほしかった。

最初の「私、可愛いんで」のテンションで突っ切ってくれなかった。

失恋で泣くところなんて、ただのどこにでもいる女の子だった。

 

これ、女の子嫌いの主人公にしちゃ弱すぎねぇ?と思ってしまったわけです。

 

これは何を言いたかったんだ?

女の子嫌いにしても、自分に寄ってくれた子には「幸せになって!」と言ってみたり、最後は立ち直ったりとよく分からなかったです。

タイトルのおんなのこ、は自分自身のことを指している???

結構考察ブログを読んでみたのですが、ビビッと来る感想がなかったです。

結局、女性の醜さを描きたかった...のですか?

私はこの映画を理解しきれなかったので、面白かったという方の感想を聞いてみたいです。

嫌な意味でなく、解釈の仕方や楽しみ方を知りたいので。

 

まとめ

 女優・森川 葵さんの鬼気迫る演技が良く、目が離せなくなります。

ストーリーとか、リアリティとかはさておき、一見の価値あり。

おすすめです。

 

以上、女子の世界がよく分からなくなった彼女でした!

にしても、この話は分かりづらかった。分かりづらい。