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【書評】自分でできる認知行動療法【感想】

ごきげんよう。物心ついた時からうつ病をこじらせている彼女です。

今回は自分でカウンセリングを始めてみたいなーと思って手に取った本をご紹介しようと思います。

『自分でできる認知行動療法』です。

心理学に結構興味があり、かつ認知行動療法も受けたことがある身としてはなかなか面白い学びを得ることが出来ました!

 

この本を読んだきっかけ

自分がうつ病をこじらせており、 カウンセリングとかいろいろ受けるようになりました。

悩み相談会で、ぽろっと「カウンセリングやってみたら?」と言われたことをきっかけに本を探すようになりました。

んで読んでみたらわかりやすく、やりやすくていい本でした!

 

清水栄司さんについて

日本精神神経学会精神科専門医・専門研修指導医であり公認心理師。

精神治療系の本を監修されています。

特に、認知行動療法については詳しく、事例を交えて本を書かれています。

 

本の内容ざっくり紹介

イラストを多用し、もちろん専門的な用語も多いのですが、分かりやすく認知行動療法についてがまとめられています。

 用語説明欄も丁寧に取られているので、今まで何も勉強してこなかった人でもやさしく読むことが出来ます。

その反面、カウンセリング手法については細かく、実例を交えて紹介されているので分かりやすく、勉強になります!

 

自分の共感した/心に残った話紹介

・うつ病は弁護人のいない裁判のようなもの

よく使われるメタファーとのことですが、初めて聞いたのでびっくりしました。

確かに、自分を責めることも多く、その分自分のことを誉めてくれる人を見つけられていない状況でした。

ちゃんと裁判にかける際には自分の味方になってあげることが大切だと思いました。

 

・アサーティブコミュニケーション

意識してるけど!!難しい!!!!!

肯定しながらコミュニケーションをとる事です。

あなたは正しい。私も正しい。

違っているのは価値観だけです。間違いはない。

上手くできなくて自分が正しい!!と言いすぎてしまうんですよね...。

 

・元気な時とうつな時の思考の差 

自分の中でもテンションによって物事の受け止め方の差があります。

鬱な時こそ、難しくても元気な時の受け止め方を思い出して、今は落ち込みやすいっていう自覚を持ちましょう!

 

感想

初心者にもとても分かりやすい本でした!

手法について、自問自答(自力でのクセづけ)の方法もきちんと載っていたので試すことが出来ました。

自分だけでなく、人にカウンセリングを行う際の手順まで書かれていたので、自分で行う際の心の準備を行うことが出来ました。

 

精神病治療の考え方・自分の思考のクセを考えていけるようにしたいと思いました。

 

オススメな人

・カウンセリングに興味がある方

丁寧に解説されているので、初めて読む本にぴったりです。

・うつ・パニック・脅迫症で困ってる方

自分で対応をとれるようになるので、今‼困ってる方も。

・精神病の人との関わり方を迷ってる方

思考のクセなどを知ることが出来るので、考え方を知るきっかけになります。

 

以上、一向にうつ病が落ち着かない彼女でした!

少しずつスキーマを修正していかないとって思うけどなかなか簡単にはいかないよね!