シーシャを吸っております彼女です。自分の学びのために書評も記録がてらつけていきたいと思い、書評まとめを始めました。
素人なのでこれからまとめ方を学んでいきたいと思います...。
この本を選んだきっかけ
『ころべばいいのに』という本を知っていますか?
電車の広告の中、たまたま通り過ぎた本屋の店頭、ネットでも画像を見ることがありました。
この独特の雰囲気に惹かれていたものの、自分が病んでいた時にキツいタイトルを読めずに保留していた時にこの本に出会いました。
ゆるーい表紙に見開きの半分は絵が占める、ちょっと疲れている時でも読みやすいという点から楽しみつつ通勤時間に読み切れました。
作者、ヨシタケシンスケさんについて
ヨシタケ シンスケ(吉竹 伸介、1973年 - )は、日本のイラストレーター、絵本作家。神奈川県茅ヶ崎市生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。イラストレーターとして児童書の挿絵、装画、広告美術など多岐にわたる分野で活動しているほか、日常のひとこまをコミカルに切り取ったスケッチ集『しかもフタが無い』『そのうちプラン』などの著書を著している。うぃきより。
絵本作家さんですが、著書に『それしかないわけないでしょう』など、本質を突いている本が話題となっています。
著書はミリオン超えることも多い方です。
本の内容ざっくりご説明
ヨシタケシンスケさんが日々の中で、特につらい時に絵で残している思い付きを解説した本になっています。
「あ、これ私も分かる!」という部分や「こんな着眼点が」と驚ける部分など、発見の多い本となっています。
また、イラストも多く語り部もゆるいので普段から本を読む習慣がない方でも読みやすいです。
深く考えることが必要でもないのに、気付けば次々読み続けてしまう、そんな本です。
自分の共感した/心に残った話紹介と感想
細かく書きすぎると、本を読む楽しみを奪ってしまいそう...
なのでさっくり印象に残った文章を2つほどご紹介しますネ。
・孤独感だって、何か役に立ててやる。もっと言うと、仕事にしてやる。
この考え、強いなぁって。どんなものでもバネにする強さを貰いました。
確かに日々を過ごす中で、一見全くプラスにならない、むしろマイナスになっていると不安になる日がある。でも、そんな日だって、一人で過ごす日だって何かをつかみ取っていると、考え方を見直すきっかけになりました。
・僕にとっての幸せは、選択肢を強制的に減らしてもらうことだったんです。
ええええ!?こんなこと言っちゃっていいの!?!?!?って思ったけど、確かに選択肢が多すぎると何を頑張るか迷うことを頑張っちゃって、本当に頑張るべきところで頑張れなくなることがあるなと思いました。
年を取ることは怖いけど、怖いだけじゃないんだなと思わせてもらいました。
他にも共感する点が多く、特に三章の『眠くなるまで考えちゃう』では一見大したことを言っていないようで真理を突いている話が多かったです。読みやすさの割に学びも気付きも多い本となっていました。
おすすめな人
・本を読み慣れていない人
活字なんて読めないんだけど。小難しい話無理。っていう人。読んでみてください。
文字なんだけど、本当にヨシタケシンスケさんが話しかけてくれているような本ですよ。
もともと文章を書くのが得意ではないヨシタケさんが話しているのを文章に起こしてもらったとのことで、難しい表現もありません。
・あっさり読める本を探している人
私も多分1時間ちょっとくらいで読みました。ビジネス書を読むのって学びがあって楽しいですが、ちょっと疲れてるときとかはあっさりと読みたいですよね。私だけ?
・子育て中の人
ヨシタケシンスケさん自身が育てていて思ったことを書いていて、子育てあるあるになっています。私は子育てをしていないけど、自分の子供の頃や周りの小さい子を見てほっこりしました。
・人生思い詰めている人
ちょっとした言葉が、染み込みますよ。
本に救われる!なんて言わないけど、ちょっと張りつめていたものを緩めてくれるかもしれません。