生きる記録

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「海獣の子供」考察。わからないものはわからない。

今日は彼氏が更新します!

映画「海獣の子供」、見てきました。「バケモノの子」みたいな明るい感じを想像して行ったら、思った以上によくわからない映画でした。

それでは感想をつらつらと。

・絵がやばい

とりあえず、水や海の生き物の描写がやばい。作品的に泳ぐシーンがたくさんあるんですけど、水の感じがすごい。あと音も、ほんとに潜ってるかのような。海の中って結構無音なんですよね。それがすごかった。

町とかが動きのない絵っぽくて気になってた。動画っていうより一枚絵みたいな。けど、あとでレビュー見たら「すごいキレイに動く自然と、簡素な人工物が対比されてる」ってあってなるほど。クジラが、あの、ジャンプ?するんですけどその迫力がヤバいです。ヤバいしか言ってねぇ。

・話わかんねぇ

映像・音楽は文句なしにスゴいんですけど、話は正直よくわからない……。

テーマとしては『少女(主人公・琉花)の成長』なんだろうな。最初に怪我をさせた相手と、最後はボールをパスするっていう。ただ、作中でその成長の切っ掛けがよくわからなかったです。

・ここから考察?

前半はまあ伏線パートというか、「ちょっと何言ってるかわかんないな」ってとこはあったけどまだワクワク感もあったんですよね。男の子・空が消えた時からよくわからなくなってくる。

空が隕石を琉花に渡して消えます。この辺りから一切何も説明されず、観客は映画を感じるだけになります。軽く疑問点と、自分なりの答えを書いてみます。

・隕石って何?ー世界を人間とした時の卵子

・なんで空は消えた?ー空・海は世界の精子。空は卵子(隕石)を既に取り込んでいたけど新しい世界は生まれなかった→失敗? 実際に卵子と精子が適合しないと受精しない。

・なんで海は喋れなくなった?ー空の失敗からの反省?

・なんで琉花はクジラに食べられた?ー地球=子宮なのは作中で言ってた。子宮の中で隕石(卵子)と海獣の子供(精子)が集まるための目印?実際二つともクジラに引き寄せられてたし。クジラの腹に書かれている女の人が劇中ではよく出てきたし、女体をモチーフにされているのは間違いないのでは。

・黒い偽空みたいなの誰?ー知らん。

・クジラに食べられた琉花が普通に海漂ってたのは?ー 空、海と同じくクジラも特別な存在だった。役目を終えて消えた。

 

「世界の出産」というイメージがわかれば、少し掴めそうな気がします。原作を読んでみたいとも思ったんですけど、映画と同じくらい難しいみたいですね…。諦めます。

映画のネタバレは好きじゃないんですけど、これだけは絶対ある程度感想を見てから行った方がいいよな……。